デジカメがない!

2010年6月12日

明日は私の実家に帰って、1週間早い父の日のお祝いをします。
今年の3月に結婚した私の弟の式で撮影した写真を
家でプリントして持っていく予定でした。
しかし「デジカメが見あたらないんだよな」
と主人が言います。
結婚式の後、デジカメは一度も使っていません。
どこか違うバッグに入れっぱなしで忘れてるんじゃないか。
主人は、デジカメの箱の中に入れたと言い張ります。
「まさか、あいつ売ったんじゃないだろうな?」
まさか・・・
そこまでしないだろう。普通の人間なら。
売ったとして、何に使うのよ。
古い型のデジカメです。
売ったって、いくらにもならない。
しかし、今まで家中のおかしな事は全て
Aの仕業でした。
私はAがバイトに行っている間に、彼のバッグを開けました。
持ち物検査です。
こういう時、本当に情けない気持ちでいっぱいになります。
何処の家に19歳にもなる子供のバッグや机の引き出しを
こっそり検査する親がいるでしょうか。
そして、私は彼のバックの中で見つけてしまったのです。
ファイルの間に私が持っているブランドバッグの
ギャランティーカードが挟まれているのを。
私は押入れを開いて、自分のバッグを探しました。
ありませんでした。
また、やられた・・・・・
バッグだけではなく、安く買ったのでオークションにでも
出そうと溜め込んでいたブランド品何点か。
シャネルの財布、ピアス、グッチの携帯ケース、時計・・・
空き巣に入られたように綺麗に無くなっていました。
最近は、家族全員が財布の置き場所を
厳しく管理するようになったので・・・
ついに現物を盗んで売りに出すようにまでなったとは。
何に使ったのかは、想像がつきます。
バックの中から、学校のある駅のパチスロ会員証が出てきました。
登録日は5月26日。
つい最近です。
止めた止めたと言っていたけれども、
やはり嘘だった。
現金が無ければ盗みまでする。
何という泥棒根性なのでしょう。
そして、Aが本当にパチンコに取り憑かれていると言う事も
改めて認識しました。
こういうのを「依存症」と言うのでしょう。
「この件は月曜に問いただそう。明日の朝は早いから」
と主人は言います。
バイトから帰ってきたら、すぐにでも聞きたかったですが・・・
聞いてもどうせ、しらばっくれるか、
上辺の謝罪の言葉をまた並べるか。
時間が無駄に過ぎていくだけです。
11時過ぎにAは帰ってきました。
私は黙ってご飯を食べさせ、Aは普通にテレビを見たり
風呂に入ったりしていました。
何もかもバレた事も知らずに。
頭がガンガンします。
このままだと、私も気が変になる・・・
明日は、何も知らない顔をして、私の実家で
楽しそうに過ごさなくてはなりません。